歯周病を確実に治す為には、歯周病の原因を細かくチェックし、歯茎の中に入り込んだバイ菌を徹底的に除去する事。

歯周病とは

歯茎の腫れ、もしかして歯周病!?

歯周病とは歯肉に炎症が引き起こされ、放置しておくと膿が出たり、口臭がひどくなり、歯がグラグラとなり、最後には大事な歯が抜け落ちてしまう病気です。歯周病の怖いところは、むし歯と違って初期段階では自覚症状がない(痛みを感じる事が少ない)と言う事です。

歯周病は本人に自覚がないままに進行するという病気でもある為、歯周病が進行していると診断される患者様には歯周病に関する説明を十分に行い、治療の必要性をお話しております。

歯周病の原因と進行

歯周病の原因はプラーク(歯垢)です。
プラークは、歯の表面に集まる目には見えない細菌からできているネバネバとした薄い膜です。プラークは次第に堅くなって歯石となります。

この歯垢・歯石が感染を招き、次第に歯の周囲にポケットと呼ばれる歯と歯肉とに隙間ができ、歯を支持している組織(歯肉や歯槽骨等)を破壊していきます。

歯周病治療のステップ

STEP1. 診査
まず病状の正確な把握の為に、さまざまな診査(口腔内写真・歯周ポケット計測・歯の動揺度検査等)を行ないます。この診査は適切な診断と、治療計画の立案の為に非常に重要です。

STEP2.診断と治療計画
歯周病の治療には、患者様それぞれにあった計画的な治療が必要となります。検査結果をもとに診断、患者様に現在のお口の中の状態を十分にご説明し治療計画を立てます。

STEP3.治療開始
治療計画をご説明、ご納得頂いたのち治療を開始致します。
通常、歯周病の治療は以下のような内容で行なわれます。

歯周病治療の内容

1.プラークコントロール
プラークは、まるで車のボディーに付いた「水垢」のような物なので、口をゆすぐだけやジット水流のような物では簡単には落ちません。ブラッシングやフロッシングなどで機械的に擦り落とす必要があります。

2.バイオフィルムの除去
通常の歯磨きで十分に取りのぞけないバイオフィルムの除去には、歯科医院で行う専門的なクリーニングである、PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)が効果的です。

3.プラークコントロールの確認
日ごろのプラークコントロールが、うまく出来ているかどうかの確認には、プラークスコアーと云う指標が使われることが多く、専用の歯垢染色剤によるプラークの染め出しを行い、歯のどの面が染まったかをチェックします。

4.リスクファクターの改善
歯周病の直接的な原因はプラーク(細菌の塊)ですが、関節的な原因(リスクファクター)を取り除くことは歯を歯周病から守るために大切なことです。口腔内の問題として、細菌のたまりやすい環境や歯に過度の力が加わること。全身的な問題として、免疫力を落としやすい行為や唾液の分泌を減らす行為となります。

5.再検査
歯周病の進行度合いの指標を検査し、今後どのような歯周治療が最適なのかを精査していきます。

6.より良いお口の環境を得る為の治療
歯周病を予防する為には、毎日の歯磨きが重要と言うお話をしましたが、ご自身だけではおのずと限界があります。専門的ケア(メンテナンス)を行い、より良いお口の環境を維持する為の指導・アドバイス等をさせて頂きます。

歯周病治療のゴールは何かと問われれば

歯周病治療のゴールは何かと問われれば、さまざまの教科書には歯周ポケットの深さを基準にしているものが多く見られます。しかし、その数値を何mmにすれば良いと云う数値は実はどこにも書かれていません。歯科医療従事者に「歯周病治療のゴールはポケット何mmにすれば良いか」と聞くと、多くの人が3mm以下と答えます。その数字はどこから来ているのでしょうか?健康な人の正常なポケットが大体3mm以下だから歯周病のゴールも同じだと思い込んでの答えと思います。

実は、歯周病のゴールには「ポケットの深さ」よりも大切なものがあるのです。
例えば、同じ部位を4回ポケット測定して、4回連続して出血した部位は、4年間で歯周病が30%進行しましたが、毎回出血していない部位の歯周病は98.5%が進行しないことが分かっています。

極端に言えば、ポケットが10mmあったとしても、出血しなければ歯周病は進行しません。
ポケット測定時の出血(Bleeding on Probing : BOP)は言うまでもなく歯肉縁下の炎症症状の指標となります。そして、炎症こそが歯周病の本体ですので、この研究結果からBOP、つまり炎症をコントロールすることが歯周病治療における重要なファクターであることがわかると思います。

つまり、歯周病のゴールはメインテナンスによって「歯周病が進行しない=出血のない」ポケットに改善する事(BOPゼロにする事)が目標となります。

予防とメインテナンスが重要

定期的にきっちりとメインテナンスを行なえば、歯周病の進行は食い止める事ができます。適切なブラッシング技術を身につけ、プラークを除去できれば、歯周病は確実に改善していきます。

治療によって歯周病が改善すれば、定期的なメインテナンスに移ります。
歯周病の原因はバイオフィルム感染症ですから、適切にプラークコントロールする事でバイオフィルムの形成を防ぐ事ができます。プラークコントロールは、患者様ご本人が家庭で行なう事が中心となりますが、歯周病は容易に再発してしまう病気の為、定期的に来院して頂き検査(検診)する事をお勧め致します。

治療費

歯周病

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