歯周病のあらまし(2)歯周病は歯周三大要因:恵比寿の歯医者・歯科医院、歯科・武内デンタルクリニック

歯周病のあらまし(2)

歯周病は歯周三大要因(細菌、体の免疫力、環境)

ご存知のように、歯周病は歯周三大要因(細菌 体の免疫力、環境)の相互作用で起こる病気です。まず、急激に歯周病が進行してしまう患者さんは、この3つの要因の相互作用にとても敏感に反応するタイプだと考えられています。これらの患者さんは「ハイパーレスポンダー」ともいわれます。

「ハイパーレスポンダー」は進行の早い歯周病に付けられる診断名である「侵襲性歯周炎」と、ほぼ言い換えることができるものです。「侵襲性歯周炎」は進行が早いという現象にのみ付与された診断名である反面「ハイパーレスポンダー」という呼び名はなぜ進行が早いかという原因まで踏み込んだ呼び名であるということができるでしょう。

この「ハイパーレスポンダー」では、例えば歯周病菌が産生したリポ多糖(LPS)から始まる炎症性サイトカインの反応が過敏に進んでいきます。ハイパーレスポンダー由来の単球はLPSの量が低い段階でサイトカインを多量に放出し、炎症が急激に進行し骨破壊に至ることがチャレンジテストで明確になっています。

ハイパーレスポンダーの患者さんへの対応としては、歯周ポケットの除去で嫌気性菌を排除し治癒を目差します。症例的な事例では、比較的に若い方で、年齢の割には口腔状態が悪く、非常に炎症が強くて歯肉が極度に腫れているようの患者さんがいました。

きちんと歯磨きをしていますが、歯周ポケットも深くなっていましたが、徹底的な清掃はもちろんのこと、抗菌剤や歯周外科処置、再生療法等でポケットをなくすことができました。それから18年経過し、レントゲン写真を撮影してみましたが、術後当初の骨レベルとほぼ同一の骨レベルが維持されていました。

このことから、ハイパーレスポンダーでも。治療によって歯周ポケットをなくすことができれば、歯周病の進行を止めることができるという事になります。これは、ポケットをなくすことで、炎症反応を引き起こす嫌気性菌が生息できなくなる結果と考えられます。

ハイパーレスポンダーの患者さんでも、しっかりと治療をすると効果が早く出るという事が、近年明らかになってきました。このことは、ハイパーレスポンダーの患者さんにとって、何よりの朗報と言えるのではないでしょうか。

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